ウィーン発 〓 国立歌劇場、2月第2週のストリーミング配信のラインナップを発表、あの《フィガロの結婚》も

2021/02/07

ウィーン国立歌劇場が2月第2週のストリーミング配信のラインナップを発表した。今回のラインナップには、2月1日にライブ・ストリーミング配信される予定だった《フィガロの結婚》も加えられた。

話題の《フィガロの結婚》は、ジャン=ピエール・ポネルの名演出を新しいキャストで無観客上演してライブ・ストリーミングする予定だったが、合唱団のメンバーに新型コロナウイルスの感染者が出たことから上演が延期された。4日に上演にこぎ着け、収録が行われた。

ストリーミングはいずれも現地時間の19時から。ラインナップは以下の通り。

7日
モーツァルト《フィガロの結婚》
演出:ジャン=ピエール・ポネル
指揮:フィリップ・ジョルダン
出演:アンドレ・シュエン / フェデリカ・ロンバルディ / フィリップ・スライ / ルイーズ・オルダー、 / ヴィルジニー・ヴェレーズ
(収録:2021)


8日
バレエ《くるみ割り人形》
振付:ルドルフ・ヌレエフ
指揮:ポール・コネリー
出演:リュドミラ・コノヴァロワ / ウラジミール・シショフ
(収録:2012)


9日
モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》
演出:ジャン=ルイ・マルティノティ
指揮:アダム・フィッシャー
出演:マリウス・クヴィエチェン / アーウィン・シュロット / マリーナ・レベカ / ユリアーネ・バンゼ / ベンヤミン・ブルンス
(収録:2015)


10日
モーツァルト《皇帝ティートの慈悲》
指揮:Adam Fischer
出演:ベンヤミン・ブルンス / キャロライン・ウェンボーン / マルガリータ・グリツコヴァ / ヒラ・ファヒマ / ミリアム・ アルバーノ
(収録:2016)


11日
モーツァルト《フィガロの結婚》
演出:ジャン=ピエール・ポネル
指揮:フィリップ・ジョルダン
出演:アンドレ・シュエン / フェデリカ・ロンバルディ / フィリップ・スライ / ルイーズ・オルダー、 / ヴィルジニー・ヴェレーズ
(収録:2021)


12日
モーツァルト《魔笛》
演出:パトリス・コリエ & モーシェ・ライザー
指揮:アダム・フィッシャー
出演:ベンヤミン・ブルンス / オルガ・ベズメルトナ / イリーデ・マルティネス / マルクス・ヴェルバ / アニカ・ゲルハルズ
(収録:2015)


13日
モーツァルト《後宮からの逃走》
演出:ハンス・ノイエンフェルス
指揮:アントネッロ・マナコルダ
出演:リセッテ・オロペサ / クリスチャン・ニッケル / レグラ・ミューレマン / ステラ・ロバーツ / ダニエル・ベーレ
(収録:2020)


写真:Wiener Staatsoper


関連記事

  1. マドリッド発 〓 ドミンゴ、セクハラを謝罪

  2. オデーサ発 〓 ウクライナの音楽祭「オデーサ・クラシックス」がエストニの首都タリンに会場を移して開催

  3. 訃報 〓 ジョセフィン・ヴィージー(91)英国のメゾ・ソプラノ歌手

  4. ヴィースバーデン発 〓 ヘッセン州立劇場が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  5. ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が5月の「マーラー・フェスティバル」を2023年に延期

  6. ミュンヘン発 〓 ヤンソンス追悼演奏会はメータが指揮

  7. ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・フィルが2020/2021シーズンのキャンセルを発表、新型コロナウイルスの感染拡大で

  8. ミュンヘン発 〓 バイエルン放送交響楽団の本拠地となる新たなホール建設へ

  9. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が6月の《イル・トロヴァトーレ》の野外公演のストリーミングを開始

  10. 東京発 〓 第36回「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門はアンドラーシュ・シフに

  11. ブレゲンツ発 〓 フォアアールベルク響が首席指揮者のレオ・マクフォールとの契約を延長

  12. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が公演継続のメッセージ

  13. ワルシャワ発 〓 ポーランドもロックダウンへ

  14. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルが《マゼッパ》の公演を断念、新型コロナで主役降板

  15. サンクト・ペテルブルク発 〓 ミハイロフスキー劇場の音楽監督にアレヴティナ・ヨッフェ、ロシア初の女性音楽監督

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。