ラヴィニア音楽祭 〓 マリン・オールソップが音楽祭の首席指揮者に就任

2020/02/06

ラヴィニア音楽祭の首席指揮者にマリン・オールソップ(Marin Alsop)が就任することになった。任期は2020年、2021年の2年間。ラヴィニア音楽祭はシカゴ郊外で行われている米国最大規模の音楽イベント。創設は1908年。5月末から9月にかけて行われており、レジデント・オーケストラはシカゴ交響楽団。

オールソップは1956年、ニューヨーク・マンハッタンの生まれ。イェール大学卒業後、ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学び、修士・博士号を取得。タングルウッド音楽祭でレナード・バーンスタイン、小澤征爾らの教えを受け、1989年の「クーセヴィツキー賞」を獲得した。

その後、コロラド交響楽団の音楽監督(1993-2005)、ボーンマス交響楽団の首席指揮者(2002-2008)を歴任。2005年にはボルティモア交響楽団の音楽監督に就任、米国のメジャー・オーケストラの音楽監督を務める初の女性指揮者でもある。2019/2020シーズンからはウィーン放送交響楽団の首席指揮者も兼任している。

写真:Southbank Centre / Grant Leighton


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