ロイヤル・オペラ・ハウス(Royal Opera House)が5日、ヴィットリオ・グリゴーロ(Vittorio Grigolo)をめぐるセクハラ(セクシャル・ハラスメント)疑惑についての独立調査委員会の調査報告を発表した。それによると、「彼の不適切な振る舞いはその後、スタッフおよびパフォーマーの期待する基準を下回った」とし、「2020年の《ルチア》への出演はない」と結論付けた。グリゴーロのセクハラ行為を認めた格好。
調査報告によると、グリゴーロのセクハラ行為が起きたのは、9月に行われたロイヤル・オペラ・ハウスの日本ツアーの時。グリゴーロは《ファウスト》に出演したが、カーテンコールの時に合唱団のメンバーに不適切な行為を行ったとされる。告発を受けてロイヤル・オペラ・ハウスはグリゴーロの出演を見合わせ、グリゴーロは告発を受けた直後に謝罪した。今回の発表直後、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場は、グリゴーロの今シーズンの出演をすべてキャンセルしたと即座に発表した。
写真:Royal Opera House / Bill Cooper
ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラがグリゴーロに“黒判定”、メトロポリタン歌劇場も
2019/12/06
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。