バーミンガム発 〓 ジュリアン・ロイド・ウェッバーが王立バーミンガム音楽院の学長を退任

2020/08/21

王立バーミンガム音楽院がチェロ奏者で学長を務めてきたジュリアン・ロイド・ウェッバー(Julian Lloyd Webber)の退任を発表した。2014年に椎間板ヘルニアによる右腕機能低下のために演奏活動から引退、2015年から学長を務めていた。今後、名誉教授を務めるという。

ジュリアンはロンドン生まれの69歳。父は作曲家、母もピアノ教師という音楽一家で育ち、兄のアンドリューは「キャッツ」や「オペラ座の怪人」といった人気ミュージカルの作曲家。

ロンドンの王立音楽院でダグラス・キャメロンに師事して、1971年にウィグモア・ホールでデビューした。1973年からジュネーブでピエール・フルニエに師事、その後、国際的な活躍を続けていた。

学長就任後、2017年には新校舎建設を実現させ、エリザベス女王から「ロイヤル」の称号を授与され、バーミンガム市立大学付属音楽院を晴れて王立音楽院に昇格させている。

写真:Royal Birmingham Conservatoire / Andrew Crowley


関連記事

  1. パンプローナ発 〓 パンプローナに新しい音楽祭が誕生

  2. ローマ発 〓 アントニオ・パッパーノがサンタ・チェチーリア国立アカデミー管の首席指揮者を退任

  3. ブラティスラヴァ発 〓 スロヴァキア・フィルの次期首席指揮者にダニエル・ライスキン

  4. ニュルンベルク発 〓 演出家のペーター・コンヴィチュニー、初日前にまた解任される

  5. シュトゥットガルト発 〓 コルネリウス・マイスターが州立劇場の音楽総監督退任へ

  6. 訃報 〓 クラウディオ・カヴィーナ(58)イタリアの指揮者・カウンターテナー

  7. マールボロ発 〓 マールボロ音楽祭が開催を断念

  8. バーゼル発 〓 バーゼル・シンフォニエッタの次期首席指揮者にティトゥス・エンゲル

  9. 訃報 〓 オトマール・マーガ(90)ドイツの指揮者

  10. ニース発 〓 ニース・フィルの首席指揮者にリオネル・ブランギエ

  11. サンフランシスコ発 〓 サンフランシスコ・バレエ団の芸術監督にタマラ・ロホ

  12. パリ発 〓 アラーニャが途中降板、パリ国立オペラの《ドン・カルロ》の公演で

  13. ソウル発 〓 ヤープ・ファン・ズヴェーデンがソウル市立響の音楽監督に

  14. ポズナン発 〓 ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団の次期音楽監督にウカシュ・ボロヴィチ

  15. ミュルーズ発 〓 ヴァイオリンのクリストフ・コンツがフランス・ミュルーズ響の首席指揮者に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。