グラインドボーン音楽祭 〓 2021年の音楽祭は予定通りの開催めざす

2021/02/18

英国のグラインドボーン音楽祭(Glyndebourne Festival Opera)が2021年の音楽祭の概要を発表した。発表によると、2021年の音楽祭は5月20日から8月29日までという、当初の予定通りの日程での開催をめざす。

2021年に新制作はヤナーチェク《カーチャ・カバノヴァー》、ロッシーニ《イタリアのトルコ人》、ヴェルディ《ルイザ・ミラー》の3作品。再演はモーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》。これにワーグナー《トリスタンとイゾルデ》がセミ・ステージ形式で上演される。

《カーチャ・カバノヴァー》はダミアーノ・ミケレットの新演出。指揮は音楽監督のロビン・ティチアーティーで、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮する。主役カーチャにカテジナ・クネジコヴァ、ボリスにデイヴィッド・バット・フィリップ、ヂコイにアレクサンドル・ヴァシリエフ。

また、《イタリアのトルコ人》はマリアム・クレモンが新演出を手掛ける。ジャンカルロ・アンドレッタがロンドン・フィルを指揮、太守セリムにアンドレア・マストローニ、フィオリッラにエレーナ・ ツァラゴワ、ジェローニオにロディオン・ポゴソフ、ナルチーゾにミケーレ・アンジェリーニという顔ぶれが揃う。

一方、《ルイザ・ミラー》の新演出を手掛けるのはクリストフ・ロイ。演奏はエンリケ・マッツォーラ指揮のロンドン・フィル。ルイザにマネ・ガロヤン、ヴァルター伯爵にエフゲニー・スタヴィンスキー、ロドルフォにチャールズ・カストロノーヴォ、ミラーにウラディスラフ・スリムスキー。

写真:Glyndebourne Festival Opera


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