ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が音楽監督ヤニック・ネゼ=セガンとの契約を延長

2024/08/07
【最終更新日】2024/08/29

米国のメトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera)が音楽監督のヤニック・ネゼ=セガン(Yannick Nézet-Séguin)との契約を延長した。ネゼ=セガンは2018年からその任にあり、今回は任期は6年間延びて、2029/2030シーズン終了までとなる。

ネゼ=セガンはカナダ・モントリオール生まれの49歳。2000年にモントリオール・オペラの音楽アドバイザー、グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団の首席指揮者並びに芸術監督に就任。その後、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督(2008ー2018)を務めた。

2009年から2010年にかけて、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、メトロポリタン歌劇場に次々とデビュー。2012/2013シーズンからフィラデルフィア管弦楽団の第8代音楽監督を務めている。

発表によると、ネゼ=セガンは今後6年間、1シーズンにオペラを4から5作品を指揮する。その中には2027/2028シーズンから上演が予定されている新制作のワーグナー《ニーベルングの指環》も含まれる。新しい“リング”の演出は、ユヴァル・シャロン。

写真:Metropolitan Opera / Rose Callahan


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