ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

2020/03/25

ベルリンのコーミッシェ・オーパー(Komische Oper Berlin)が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表した。

新シーズンはクルト・ワイル(Kurt Weill)に焦点を当てたのが特徴。新制作は以下の通り。

コーミッシェ・オーパーは第2次大戦後の1947年、伝説的なオーストリアの演出家ヴァルター・フェルゼンシュタイン(Walter Felsenstein)によって、東ベルリンに創設されたオペラ・ハウス。

最後の改修工事が行われたのは1960年代で、建物の老朽化が進んでいるため、2億2700万ユーロをかける全面改装を行う構想が浮上している。

改修工事は2023年から閉館してスタート、2027年の再開場をめざす。工事期間中はシラー劇場で公演を行う予定。


ヤナーチェク《カーチャ・カバノヴァー》
9月26日 →
演出:Jetske Mijnssen
指揮:ギードレ・シュレカイテ

ワイル《トム・ソーヤーの冒険》
11月1日 →
演出:カイ・ティーチェ
指揮:トビアス・リビツキ

ワイル《マハゴニー市の興亡》
12月5日 →
演出:バリー・コスキー
指揮:アイナルス・ルビキス

ヨハン・シュトラウス2世《ジプシー男爵》
1月30日 →
演出:トビアス・クラッツァー
指揮:ステファン・ゾルテス

ワイル《銀の湖》= コンサート形式
2月10日 →
演出:ティロ・ネスト
指揮:ハインツ・カール・グルーバー

ラモー《レ・ボレアド》
3月27日 →
演出:バリー・コスキー
指揮:コンラート・ユングヘーネル

エネスク《エディプス王》
5月14日 →
演出:エフゲニー=チトフ
指揮:アイナルス・ルビキス

オッフェンバック《地獄のオルフェ》
6月5日 →
演出:バリー・コスキー
指揮:アドリアン・ペルション

写真:Komische Oper Berlin / Jan Windszus


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. マリアーンスケー・ラーズニェ発 〓 “指揮者”ラデク・バボラークが西ボヘミア交響楽団の首席指揮者に

  2. ベルン発 〓 チェロのソル・ガベッタに「スイス・グランプリ・ミュージック」賞

  3. 訃報 〓 ハン・ドンイル(83)韓国のピアニスト

  4. ローザンヌ発 〓 スカラ座総裁を退任するドミニク・マイヤーがローザンヌ室内管の総監督に

  5. パリ発 〓 11月開催のロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクールが早くも中止を決定

  6. デュッセルドルフ発 〓 作曲家メンデルスゾーンの銅像の修復工事終了

  7. ベルリン発 〓 ベルリン音楽祭が閉幕、5万人を超える聴衆を集める盛況。ウィーン・フィルも音楽祭デビュー

  8. サンホセ発 〓 コスタリカ国立響の首席指揮者兼芸術監督にスペインのアンドレス・サラド

  9. フランクフルト発 〓 メゾ・ソプラノのクラウディア・マーンケにフランクフルト市から「宮廷歌手」の称号

  10. ロサンゼルス発 〓 第63回「グラミー賞」発表

  11. マンチェスター発 〓 空席だったBBCフィルハーモニックの首席指揮者にヨン・ストルゴールズ

  12. 東京発 〓 N響が首席指揮者のルイージと8月下旬に台湾ツアー

  13. 香港発 〓 指揮者のズヴェーデンが香港フィルとの契約を延長

  14. ジュネーブ発 〓 第75回「ジュネーヴ国際コンクール」のチェロ部門で、ドイツ在住の上野通明が優勝

  15. ロンドン発 〓 ウィグモア・ホールが全公演をキャンセル、閉鎖は7月末まで

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。