バニング発 〓 アナログ・レコード人気に打撃、ラッカー盤製造メーカーの工場が全焼

2020/02/13

米国カリフォルニア州バニングで6日、ラッカー盤製造メーカー「アポロ・マスターズ社」の工場が火事で全焼した。米国のメディアによると、出火原因は不明。負傷者はいない。ラッカー盤は、レコード盤をプレスする際に原盤となるアルミニウム・ディスク。アナログ・レコードは、このラッカー盤に溝を掘ったものをコピーする形で作られる。ラッカー盤に溝を掘るカッティングの工場は他にもあるが、製造メーカーは世界に「アポロ・マスターズ社」と日本にある「MDC社」に2社しかなく、世界のレコード制作に大きな影響を及ぼすという見方が強まっている。

CDの誕生以来、一時は消滅するとみられたアナログ・レコードは、近年では若者を中心にその人気が再燃。米国ではアナログ・レコード盤の売上げがCDの売上額と肩を並べるところまで迫っている。2019年上半期の売上額を比較すると、アナログレコードが860万枚の約239億円に対して、CDは1860万枚約265億円。全米レコード協会(RIAA)は昨年末、2020年は1986年以来34年ぶりに売上げが逆転する可能性があると発表している。

写真:Apollo Masters





関連記事

  1. トロント発 〓 カナディアン・オペラ・カンパニーが2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ウィーン発 〓 2021年の「ニューイヤー・コンサート」の指揮者はムーティ

  3. リーズ発 〓 リーズ国際ピアノ・コンクールが「ブラインド審査」導入へ

  4. ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが5月1日までの公演をキャンセル、4月の公演のキャンセルはドイツでは初めて

  5. リーズ発 〓 英国のオペラ・ノースが新制作のヘンデル《アルチーナ》をストリーミング配信

  6. ベルリン発 〓 州立オペラが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  7. フォートワース発 〓 ヴァン・クライバーン・コンクールが新たに指揮者コンクールを創設

  8. ルツェルン発 〓 ルツェルン響の次期首席指揮者にミヒャエル・ザンデルリング

  9. トロント発 〓 カナディアン・オペラ・カンパニーが2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  10. ストラスブール発 〓 ラン国立オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  11. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が5月のスペイン・ツアーをキャンセル

  12. ベルリン発 〓 ウラディーミル・ユロフスキがベルリン放送響との契約を延長

  13. ウィーン発 〓 ウィーン放送響が中国、韓国ツアーを中止

  14. オスロ発 〓 ノルウェー国立歌劇場が2027年から新しい《ニーベルングの指環》の上演をスタート

  15. コペンハーゲン発 〓 クリストフ・ゲッショルトがコペンハーゲン・フィルの首席指揮者を突然辞任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。