ウィーン発 〓 ソプラノのニーナ・シュテンメが国立歌劇場の名誉会員に

2023/04/27

ウィーン国立歌劇場がスウェーデンのソプラノ歌手ニーナ・シュテンメ(Nina Stemme)を名誉会員に迎えた。任命式は23日、本人のオルトルート役デビューともなったワーグナー《ローエングリン》の上演後に行われた。

シュテンメは1963年、ストックホルム生まれの59歳。ストックホルム大学で経営・経済を専攻。その後、改めてストックホルム芸術大学で声楽を学び、30歳を過ぎてからのデビューとなった。

1993年に世界的なオペラ歌手プラシド・ドミンゴが主宰する「オペラリア」で優勝して注目を集め、その後、当代を代表する“ワーグナー・ソプラノ”として世界の檜舞台で活躍を続けている。

国立歌劇場デビューには2003年、ワーグナー《さまよえるオランダ人》のゼンタ役でデビュー。これまでに139回の公演で15役を演じており、2012年には国立歌劇場から「宮廷歌手」の称号が贈られている。

写真:Wiener Staatsoper


関連記事

  1. 大津発 〓 びわ湖ホールが来年度の公演ラインナップを発表

  2. ボストン発 〓 空席が続いていたボストン響のコンサートマスターにネイサン・コール

  3. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの2020/2021シーズンが開幕

  4. ワルシャワ発 〓 台湾政府がショパン国際ピアノ・コンクールに抗議、国名表記めぐり

  5. ウィーン発 〓 ウィーン国立歌劇場など、オーストリアの劇場閉鎖は3月末までに延長

  6. ストラスブール発 〓 ラン国立オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  7. 東京発 〓 NHK交響楽団がパーヴォ・ヤルヴィとの契約を延長

  8. ブリュッセル発 〓 エリザベート王妃国際音楽コンクールのピアノ部門で、フランスのジョナサン・フルネルが優勝

  9. ミュンヘン発 〓 作曲家ワーグナーの曾孫、エヴァ・ワグナー・パスキエが退院

  10. ロンドン発 〓 ランキング2018、オペラの一番人気は《椿姫》

  11. ウィーン発 〓 国立歌劇場、2月第2週のストリーミング配信のラインナップを発表、あの《フィガロの結婚》も

  12. ミュンヘン発 〓 新しいホール建設に州政府がゴーサイン

  13. クラクフ発 〓 ジョルディ・サヴァール一行がポーランドで新型コロナウイルスに感染

  14. サンフランシスコ発 〓 サロネンがサンフランシスコ響の音楽監督を退任、契約が切れる2023/2024シーズンをもって

  15. ウィーン発 〓 ポーランド出身のウツィア・マジアーがウィーン放送響のコンサートマスターに

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。