訃報 〓 永田穂(93)コンサート・ホールの音響設計の世界的パイオニア

2018/08/23
【最終更新日】2023/02/06

ホールの音響設計の世界的パイオニア、永田穂(ながた・みのる)が8月7日に亡くなった。享年93歳。後日、「お別れの会」が行われる。

1925年(昭和元年)4月、福岡県生まれ。1949年、東京大学第一工学部計測工学科を卒業してNHKに入局。技術研究所音響研究部で建築音響関係の業務を担当。西ドイツ留学を経て、音響研究部の主管、部長を歴任した。

1971年にNHKを退職、1974年に「永田穂建築音響設計」を設立してホールの音響設計の草分けとして国内外のさまざまなホールの“響”を創り上げた。

音響設計を手掛けたホールには、サントリーホール、札幌コンサートホール(Kitara)、ハーモニーホールふくい、すみだトリフォニーホール、北九州市立響ホール、東京芸術劇場大ホール、上野学園石橋メモリアル新ホール、紀尾井ホール、トッパンホール、水戸芸術館コンサートホールATMなど、国内外に多数ある。

写真:永田音響設計

    詳しくはこちら ▷


関連記事

  1. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ウィーン発 〓 国立歌劇場の世界初演《オルランド》で演出家が交代

  3. マドリッド発 〓 テアトロ・レアルが新制作のプッチーニ《トスカ》をストリーミング配信

  4. クラクフ発 〓 作曲家ペンデレツキの国葬が故郷クラクフで

  5. フランクフルト発 〓 市立歌劇場の次期音楽総監督にトーマス・グガイス、セバスティアン・ヴァイグレの後任

  6. ウィーン発 〓 国立歌劇場が4月第3週のストリーミング・ラインナップを発表、新制作の《パルジファル》も

  7. リューベック発 〓 市立劇場が音楽総監督シュテファン・ヴラダーとの契約を延長

  8. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラがゲルギエフに加え、ネトレプコの今後の出演をキャンセル

  9. ベルゲン発 〓 指揮者のエドワード・ガードナーがベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団との契約を延長

  10. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が2020/2021シーズンをキャンセル

  11. バルセロナ発 〓 ジュゼップ・ポンス、リセウ大劇場の首席指揮者を2026年で退任

  12. パリ発 〓 指揮者のドゥダメルにフランス政府の「芸術文化勲章」オフィシエ章

  13. 訃報 〓 ジョナサン・ミラー(85)英国の演出家

  14. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン放送管が首席指揮者イヴァン・レプシッチとの契約を延長

  15. 訃報 〓 ヴィアチェスラフ・オフチニコフ(82)ロシアの作曲家、指揮者

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。