ミュンヘン発 〓 延長した任期が切れる2028年での退任を明言、バイエルン州立オペラの音楽総監督ウラディーミル・ユロフスキ

2024/06/20

音楽総監督を務めるバイエルン州立オペラ(Bayerische Staatsoper)との契約を延長したばかりのウラディーミル・ユロフスキ(Vladimir Jurowski)がバイエルン放送の取材に対し、更改した契約の任期が切れる2028年で退任すると明言した。「昨日の2年間の契約延長には感謝しているが、どんなことがあっても2028年以降は続投しない」。

現地での報道によると、ユロフスキはキリル・ペトレンコとケント・ナガノという二人の前任者の二人の任期が7年だったことをあげ、「7年というのは実のところいい数字だと思う。そして2021年に就任したとき、実はそれ以外の数字は考えていなかった」。

また、就任時に劇場側から10年の契約を打診されたことに対して「頼むから、4年か5年で様子を見よう」と述べたこと、「私はバイエルン州立歌劇場の “家具の一部 “にはなりたくない。私はまだ52歳と比較的若いし、人生には別の計画がある」と述べたという。

写真:Vladimir Jurowski / Wilfried Hösl


関連記事

  1. トロント発 〓 カナディアン・オペラ・カンパニーが2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  2. 訃報 〓 グレアム・ヴィック(67)イギリスの演出家

  3. ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場が新制作《カプリッチョ》をストリーミングへ、指揮はティーレマン

  4. ウィーン発 〓 国立歌劇場の「オーパンバル」、ハーディングの代役にコンロン

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場が3月第2週のストリーミングのラインナップを発表

  6. ニューヨーク発 〓 カーネギーホールもワクチン接種証明の提示が必要

  7. 訃報 〓 ティト・デル・ビアンコ(88)イタリアのテノール歌手

  8. 訃報 〓 ラファエル・ロハス(59)メキシコ出身のテノール歌手

  9. ロサンゼルス発 〓 ドミンゴがロサンゼルス・オペラの総監督を辞任

  10. マドリード発 〓 カウフマンとラドヴァノフスキーがともにアリアを再度熱唱、同一舞台で二人はテアトロ・レアル初

  11. ブカレスト発 〓 国立歌劇場が新シーズンの開幕を延期、新型コロナウイルスの感染急拡大で

  12. サンフランシスコ発 〓 サンフランシスコ響が2020年のすべての公演をキャンセル

  13. パリ発 〓 ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人が1、2位独占

  14. マンチェスター発 〓 英国のハレ管弦楽団が新しい指揮者コンクール

  15. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立バレエ団が空席の監督にローラン・イレール

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。