音楽総監督を務めるバイエルン州立オペラ(Bayerische Staatsoper)との契約を延長したばかりのウラディーミル・ユロフスキ(Vladimir Jurowski)がバイエルン放送の取材に対し、更改した契約の任期が切れる2028年で退任すると明言した。「昨日の2年間の契約延長には感謝しているが、どんなことがあっても2028年以降は続投しない」。
現地での報道によると、ユロフスキはキリル・ペトレンコとケント・ナガノという二人の前任者の二人の任期が7年だったことをあげ、「7年というのは実のところいい数字だと思う。そして2021年に就任したとき、実はそれ以外の数字は考えていなかった」。
また、就任時に劇場側から10年の契約を打診されたことに対して「頼むから、4年か5年で様子を見よう」と述べたこと、「私はバイエルン州立歌劇場の “家具の一部 “にはなりたくない。私はまだ52歳と比較的若いし、人生には別の計画がある」と述べたという。
写真:Vladimir Jurowski / Wilfried Hösl
ミュンヘン発 〓 延長した任期が切れる2028年での退任を明言、バイエルン州立オペラの音楽総監督ウラディーミル・ユロフスキ
2024/06/20
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