ミュンヘンにバイエルン放送交響楽団(Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks)の本拠地となる新しいホールが建設されることになった。建設案がこのほど、バイエルン州政府に承認された。
計画では、新ホールは7億ユーロの予算をかけ、工場が集まる東部エリアに建設される。1900人収容の大ホール、400人収容の小ホール、200人収容のマルチメディアのためのホールという3部構成。設計はオーストリア・ブレゲンツの「Cukrowicz Nachbaur Architekten」社で、音響設計は永田音響設計の豊田泰久氏が担当する。
ミュンヘンではこの9月から、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が本拠地にしているガスタイクが改修工事に入るため、10月にはその代替えホールとして新たにイザール・フィルハーモニー(1900人収容)がオープンする。
バイエルン放送交響楽団はミュンヘンの王宮内にあるヘラクレスザールを長く本拠地にしてきたが、スペースが手狭で設備も老朽化、2019年に亡くなるまで首席指揮者を務めていたマリス・ヤンソンスが新ホール建設を強く訴えていた。
写真:Cukrowicz Nachbaur Architekten
ミュンヘン発 〓 バイエルン放送交響楽団の本拠地となる新たなホール建設へ
2021/07/17
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。