指揮者のヴァシリー・ペトレンコ( Vasily Petrenko)が、スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団(State Academic Symphony Orchestra of Russia “Evgeny Svetlanov”)の芸術監督に就任することになった。2011年からその任にあったウラディーミル・ユロフスキの後任で、任期は2021/2022シーズンから。
国立響は首都モスクワで1936年に設立された団体で、ソビエト連邦時代はソビエト国立交響楽団と呼ばれていた。名指揮者エフゲニー・スヴェトラーノフの薫陶を受けて(1965~2000年)骨太の音楽を聴かせるソビエトを代表するオーケストラとして名を馳せ、2006年から彼の名前を戴いている。
ペトレンコはレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)生まれの42歳。国立響では2016年から首席客演指揮者を務めており、2021/2022シーズンからは、シャルル・デュトワの後を受け、英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任することが決まっている。
2004年から長く首席指揮者を務めてきた英国のロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団は2020/21シーズンをもって退任、桂冠指揮者に就任する予定。また、2013年から首席指揮者を務めてきたオスロ・フィルハーモニー管弦楽団も2020年で退任している。
写真:Vasily Petrenko.com
モスクワ発 〓 ヴァシリー・ペトレンコがスヴェトラーノフ記念ロシア国立響の芸術監督に
2021/01/15
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