訃報 〓 コンセルトヘボウ管弦楽団の名コンサートマスター、ヘルマン・クレバース

2018/05/05

アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(現在のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)のコンサートマスターを長く務めたヘルマン・クレバース(Herman Krebbers)が2日、94歳で亡くなった。9才の時に初めてのリサイタルを開くなど、早くからその才能が注目を集め、1943年には20歳でウィレム・メンゲルベルク指揮のコンセルトヘボウ管とブラームスのヴァイオリン協奏曲を録音している。1951年にテオ・オロフと共同でハーグのレジデンティ管弦楽団のコンサートマスターに就任。1962年にはオロフと一緒に当時のアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団に移り、共同コンサートマスターに就任した。前年1961年、ベルナルト・ハイティンクが32歳の若さで常任指揮者に就任しており、その成長を支えながら黄金時代を築き上げた。1980年に退団して、アムステルダムの王立スウェーリンク音楽院(現在の国立アムステルダム音楽院)の教授に就任。また、世界各地でのマスター・クラスを開き、演奏家の育成に尽力した。名伯楽として名高く、門下からはフランク・ペーター・ツィンマーマン、エミー・ヴェルヘイ、天満敦子ら、世界的に活躍しているヴァイオリニストを数多く輩出している。

関連記事

  1. ロサンゼルス発 〓 ギレンホール主演でバーンスタインの生涯を映画化

  2. モスクワ発 〓 人気ソプラノのアイーダ・ガリフッリーナが料理本を出版

  3. 東京発 〓 吹奏楽の聖地「普門館」を吹奏楽関係者に開放、解体工事前の11月に

  4. ウィーン発 〓 楽友協会のトーマス・アンギャン総裁が退任

  5. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立歌劇場がオンデマンド配信のスケジュールを発表

  6. バレンシア発 〓 ビオンディがソフィア王妃芸術宮殿の芸術監督を辞任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。