訃報 〓 ヘルマン・クレバース(94)オランダのヴァイオリニスト、コンセルトヘボウ管弦楽団の名コンサートマスター

2018/05/05
【最終更新日】2023/02/06

アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(現在のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)のコンサートマスターを長く務めたヘルマン・クレバース(Herman Krebbers)が2日、94歳で亡くなった。

9才の時に初めてのリサイタルを開くなど、早くからその才能が注目を集め、1943年には20歳でウィレム・メンゲルベルク指揮のコンセルトヘボウ管とブラームスのヴァイオリン協奏曲を録音している。

1951年にテオ・オロフと共同でハーグのレジデンティ管弦楽団のコンサートマスターに就任。1962年にはオロフと一緒に当時のアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団に移り、共同コンサートマスターに就任した。前年1961年、ベルナルト・ハイティンクが32歳の若さで常任指揮者に就任しており、その成長を支えながら黄金時代を築き上げた。

1980年に退団して、アムステルダムの王立スウェーリンク音楽院(現在の国立アムステルダム音楽院)の教授に就任。また、世界各地でのマスター・クラスを開き、演奏家の育成に尽力した。名伯楽として名高く、門下からはフランク・ペーター・ツィンマーマン、エミー・ヴェルヘイ、天満敦子ら、世界的に活躍しているヴァイオリニストを数多く輩出している。

写真:Royal Concertgebouw Orchestra


関連記事

  1. リーズ発 〓 リーズ国際ピアノコンクールが予選通過者を発表

  2. パリ発 〓 シャンゼリゼ劇場が2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ストックホルム発 〓 スウェーデンも劇場の一時閉鎖へ

  4. ミュンヘン発 〓 ラトルがバイエルン州のマクシミリアン科学芸術勲章を受章

  5. デュイスブルク発 〓 デュイスブルク・フィルの音楽監督にスイスのシュテファン・ブルニエ

  6. ブレーマーハーフェン発 〓 市立劇場が音楽総監督のマルク・ニーマンとの契約を延長

  7. ストックホルム発 〓 スウェーデン王立歌劇場が音楽監督のアラン・ギルバートとの契約を延長

  8. ハレ発 〓 アリアーヌ・マティアクが半年足らずで音楽総監督を辞任

  9. ブレゲンツ発 〓 ブレゲンツ音楽祭は開催断念、グラフェネック音楽祭は開催を表明

  10. ロサンゼルス発 〓 ドゥダメルとロサンゼルス・フィルがベネズエラ地震救援チャリティ・コンサート

  11. 香港発 〓 ホンコン・アート・フェスティバルが中止を発表

  12. プラハ発 〓 ヤクブ・フルシャがセミヨン・ビシュコフの後任として、2028/2029シーズンからがチェコ・フィルの音楽監督に

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場が約50ぶりの新制作となる《ニュルンベルクのマイスタージンガー》をライブ・ストリーミング

  14. ニュルンベルク発 〓 州立劇場が音楽総監督のローランド・ベーアとの契約を延長

  15. ボゴタ発 〓 ボゴタ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督にスウェーデンのヨアキム・グスタフソン

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。