ロシアを代表する指揮者ワレリー・ゲルギエフ(Valery Gergiev)が7月末、イタリア・ナポリ近郊で行われる「カゼルタ宮殿夏音楽祭」に出演することが明らかになった。ゲルギエフは2022年、ロシアがウクライナに武力侵攻した際にプーチン大統領を支持したことから、ウクライナを支持する欧米各国の音楽界から“追放”された状態だった。
指揮するのは、7月27日のコンサート。サレルノ・フィルハーモニー管弦楽団「ジュゼッペ・ヴェルディ」を指揮するが、総裁を務めるサンクト・ペテルブルクのマリインスキー劇場管弦楽団から数人のメンバーを帯同するという。ヴェルディのオペラ《運命の力》の序曲、チャイコフスキーの交響曲第5番、最後にラヴェルの《ボレロ》。
写真:Mezzo
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カゼルタ発 〓 ゲルギエフがイタリアの音楽祭に出演、西ヨーロッパ音楽界に復帰

2025/07/05
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