マドリッド発 〓 RTVE交響楽団の次期首席指揮者・音楽監督にクリストフ・ケーニヒ

2021/05/27

RTVE交響楽団(Orquesta Sinfónica de RTVE)が次期首席指揮者・音楽監督にドイツの指揮者、クリストフ・ケーニヒ(Christoph König)を迎えると発表した。パブロ・ゴンザレスの後任。まず2022年から音楽監督に就任、2023年から首席指揮者も兼ねる。RTVEはスペイン国営放送で、オーケストラは国営放送の所属。本拠地はマドリード。

1968年にドレスデン生まれの53歳。ドレスデン音楽大学(カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学)で指揮を学び、カラヤン国際指揮者コンクールに入賞。ザクセン州立歌劇場でコリン・デイヴィスのアシスタントとして経験を積んで、その後、欧米のさまざまなオーケストラに客演を続けている。

これまでスウェーデンのマルメ交響楽団、スペインのグラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団、ポルトガルのオルケストラ・シンフォニカ・ド・ポルト・カサ・ダ・ムジカの首席指揮者を歴任、現在はソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルク(Solistes Européens Luxembourg)の首席指揮者兼音楽監督を務めている。

写真:Christoph König / Baltimore Symphony Orchestra


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ベルリン発 〓 セバスチャン・ジャコー、ベルリン・フィルの首席フルートに

  2. ロッテルダム発 〓 ロッテルダム・フィルがラハフ・シャニとの契約を延長

  3. ティラナ発 〓 ソプラノのエルモネラ・ヤオが母国アルバニアの子どもの権利擁護団体の大使に

  4. クリーヴランド発 〓 クリーヴランド管が空席だったコンサートマスターにデイヴィッド・ラジンスキ

  5. ドルトムント発 〓 市の音楽総監督に指揮者のジョーダン・デ・スーザ

  6. ミュンヘン発 〓 アレックス・エスポージトに「宮廷歌手」の称号

  7. バルセロナ発 〓 アラーニャ、クルザク夫妻がリセウ大劇場の《トスカ》から撤退、理由は「卑猥な演出」

  8. ボストン発 〓 ボストン響がレイオフに続き、平均37%の報酬カット

  9. ヴィースバーデン発 〓 パトリック・ランゲが任期残してヘッセン州立劇場の音楽総監督を退任、芸術総監督との方向性合わず

  10. 東京発 〓 東京二期会が《影のない女》の上演を断念、代わりに宮本亞門演出の《フィガロの結婚》

  11. ライプチヒ発 〓 ライプチヒ歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  12. ベルリン発 〓 ウラディーミル・ユロフスキがベルリン放送交響楽団との契約を延長

  13. ミラノ発 〓 スペランツァ・スカップッチのスカラ座デビューが代役起用で前倒しに

  14. ウィーン発 〓 国立歌劇場のマイヤー総裁が「ドミンゴとの契約を履行」

  15. ウィーン発 〓 国立歌劇場が5月19日に再開場

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。