英国のクラシック音楽雑誌「グラモフォン」が年度賞「グラモフォン・アワード=Gramophone Classical Music Awards 2022」を発表した。
賞は1977年の創設で、前年1年の録音が対象。クラシック音楽界で最も権威のある賞の一つ。「グラモフォン」誌の批評家などを中心に、放送局や音楽業界のさまざまなメンバーによって選出されている。
「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」は2018年から、7月から9月にかけて行われる一般投票によって決定されている。受賞作は以下の通り。
……… 年間賞
[Label of the Year]
シャンドス
[Lifetime Achievement]
ダニエル・バレンボイム(指揮・ピアノ)
[Young Artist of the Year]
ユーハン・ダーレネ(ヴァイオリン)
[Artist of the Year]
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)
[Orchestra of the Year]
ブダペスト祝祭管弦楽団
……… 録音賞
[Chamber]
● Round Midnight
=エベーヌ四重奏団
ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)
ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)
マリー・シレム(ヴィオラ)
ラファエル・メルラン(チェロ)
アントワン・タメスティ(ヴィオラ)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)
[Choral]
● バッハ:マタイ受難曲
=ラファエル・ピション(指揮)
ピグマリオン
[Concerto]
● バルトーク、ベートーヴェン、ベルクのヴァイオリン協奏曲
=フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
キリル・ペトレンコ(指揮)他
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[Contemporary]
● ハンス・アブラハムセン:オペラ《雪の女王》
=コルネリウス・マイスター(指揮)
バイエルン州立歌劇場管弦楽団
[Early Music]
● Baisiez Moy
=アンサンブル「テレーム」
ジャン=クリストフ・グロッフェ(指揮)
ニコラス・ブッツィ(ブックラ・シンセサイザー)
ルドヴィク・ヴァン・ヘレモント(オンド・マルトノ)
マチュー・ロマナンス(テノール)、
シモン・マクハーレ(バリトン)、
ルイス・ネイバー(バス)
[Instrumental]
● イザイ:無伴奏ヴァイオリンのための6つのソナタ
=ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
[Opera & Recording of the Year]
● コルンゴルト:オペラ《死の都》
=キリル・ペトレンコ(指揮)
バイエルン州立歌劇場管弦楽団
ヨナス・カウフマン(テノール)
マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
[Orchestral]
● マーラー:交響曲第7番
=キリル・ペトレンコ(指揮)
バイエルン州立歌劇場管弦楽団
[Piano]
● ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲
=内田光子(ピアノ)
[Song]
● DISSONANCE(不調和)~ラフマニノフ歌曲集
=アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)
[Voice & Ensemble]
● バリテナー~オペラ・アリア集
=マイケル・スパイレス(テノール)
マルコ・レトーニャ(指揮)
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
ライン・オペラ男声合唱団
写真:Gramophone
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