世界的なオペラ歌手プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの二人が来年1月26日、東京・有明のガーデンシアターで「ルチアーノ・パヴァロッティに捧げるコンサート」を開催すると発表した。三人で1996年に行った「三大テノール」日本公演20周年を記念して、という。
画期的な企画として世界的な大成功を収めた「三大テノール」は1990年7月、FIFAワールドカップ・イタリア大会決勝戦の前夜に三人がローマのカラカラ浴場に集まってコンサートを行ったのが始まり。ズービン・メータ指揮のオーケストラをバックに共演したこの公演がCD化されると史上最も売れたクラシック・アルバムとなった。
その後、2003年まで三人が行ったツアーは世界的なブームを巻き起こし、CDやレーザーディスク、テレビ放送などを通じて、世界で10億人以上が視聴したという。1996年に先代の国立競技場で行われた日本公演も空前の話題をさらい、最高で7万5000円したチケットもあっという間に完売した。
世界を魅了したツアーの軌跡は昨年、ドキュメンタリー映画「甦る三大テノール 永遠の歌声」が公開されているが、今回の公演はマルコ・ボエーミ指揮の「Tokyo 21c Philharmonic」をバックに、ソプラノのニーナ・ミナシャンも共演して行われる。
写真:Luciano Pavarotti Memorial Concert
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東京発 〓 ドミンゴとカレーラスが来年1月、日本で「三大テノール」偲んで「パヴァロッティに捧げるコンサート」
2022/10/27
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