イタリア・ノヴァーラで行われていた再興「グィド・カンテルリ国際指揮者コンクール」で、韓国のミンギュウ・ソン(MinGyu Song)が優勝した。2位にジョヴァンニ・コンティ(Giovanni Conti)、3位にアラム・カッツェ(Aram Khacheh)というイタリアの二人が入った。
元々のコンクールは1963年の創設で、36歳の若さでミラノ・スカラ座の音楽監督に指名されながら直後に飛行機事故で亡くなったカンテルリを記念。スカラ座が主体となって行われ、第1回のエリアフ・インバル以下、リッカルド・ムーティ、アダム・フィッシャー、ユベール・スダーン、ローター・ツァグロセクといった指揮者を世に送り出している。
しかし、1980年の第10回で終了。それを2020年、カンテルリの故郷ノヴァーラのカルロ・コッチャ劇場の財団が主催し、イタリア文化省、ノバーラ市、ミラノ交響楽団、ピエモンテ・オリエンテ大学などの支援を受けて復活させた。
再興3回の開催となる今回は、歴代最多の241が応募、うち4人が決選に進出した。審査員には委員長を務めたギュンター・ノイホルトやリッカルド・フリッツァといった指揮者、音楽団体のトップが名を連ねている。ソンはこの8月の第2回「広島国際指揮コンクール」で第2位を獲得していた。
写真:Guido Cantelli International Conducting Competition
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ノヴァーラ発 〓 再興「グィド・カンテルリ国際指揮者コンクール」で韓国のミンギュウ・ソンが優勝
2024/10/10
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