ベルリン発 〓 中国出身のユン・ゼンの試用期間終了、晴れてベルリン・フィルの首席ホルン奏者に

2025/06/25

中国出身のホルン奏者、曽韵(Yun Zeng=ユン・ゼン)の試用期間が終了し、正式にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker )の首席奏者に就任した。

曽は1999年、中国・成都生まれの25歳。四川交響楽団の首席ホルン奏者である父の指導で6歳からホルンを習い、北京の中央音楽学院を経て、スイス・ジュネーヴの高等音楽院でブルーノ・シュナイダーに師事した。帰国後は中央音楽学院大学院で学んだ。

その後、2019年のチャイコフスキー国際コンクールで中国人初の第1位に輝き、2021年にはミュンヘン国際音楽コンクール(Internationaler Musikwettbewerb der ARD)で第2位を獲得。2022年10月から、ベルリン州立歌劇場管弦楽団(ベルリン・シュターツカペレ)の首席奏者を務めていた。

写真:Japan Horn Society





関連記事

  1. デュッセルドルフ発 〓 アダム・フィッシャーが首席指揮者を務めるデュッセルドルフ響との契約を延長

  2. シュヴェチンゲン発 〓 SWRシュヴェツィンゲン音楽祭が開催を断念

  3. オスロ発 〓 ノルウェー国立オペラが2018/2019シーズンのラインナップを発表

  4. 東京発 〓 ドミンゴが東京五輪イベントへの出演を辞退

  5. マルタ・アルゲリッチ・フェスティバル 〓 今年のフェスティバルも豪華メンバーで

  6. ミラノ発 〓 ミラノ市長がスカラ座にゲルギエフの解任を要求、ロシアのウクライナ進攻で

  7. ミュンヘン発 〓 ミュンヘンに新ホール、バイエルン放送交響楽団の本拠地に

  8. ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  9. ハンブルク発 〓 ブロムシュテットが当面の活動を休止、また転倒で怪我

  10. カールスルーエ発 〓 バーデン州立劇場が音楽総監督のゲオルク・フリッチュとの契約を延長

  11. ミュンヘン発 〓 永田音響設計が「ガスタイク」の音響設計を担当

  12. マドリード発 〓 カウフマンとラドヴァノフスキーがともにアリアを再度熱唱、同一舞台で二人はテアトロ・レアル初

  13. マチェラータ発 〓 スフェリステリオ音楽祭が開催決定

  14. イエナ発 〓 指揮者のシモン・ガウデンツが音楽総監督を務めるイエナ・フィルとの契約を延長

  15. ナンテール発 〓 名曲《ボレロ》の著作権をめぐる訴訟で、保護期間の延長を求める承継者らの訴えを裁判所が棄却

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。