ドイツ政府の国際文化交流機関「ゲーテ・インスティトゥート」が今年の「ゲーテ・メダル」を作曲家の細川俊夫ら3人に贈ると発表した。日本人の授章は2005年に小説家で詩人の多和田葉子が贈られて以来。
メダルは「ゲーテ・インスティトゥート」がドイツ語と国際文化関係で傑出した貢献を行った外国人に授与する勲章。1955年の創設で、1975年以降、ドイツの国家勲章となっている。
メダルが贈られるのは、細川とカメルーンの社会経済学者で現代アートセンター「ドゥアラール」を主宰するプリンセス・マリリン・ドゥアラ・マンガ・ベル(Princess Marilyn Douala Manga Bell)、中国出身のダンサーで振付家の文慧(Wen Hui)。
細川は広島生まれの65歳。ベルリン芸術大学で学び、ドイツと日本を拠点に活動を続けている。最近では2018年にシュトゥットガルト州立劇場で、作家マルセル・バイアーが「チリの地震」をテーマに書いた作品を元にしたオペラ《地震・夢》が世界初演されている。
写真:Goethe Institut / Kaz Ishikawa
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ミュンヘン発 〓 2021年の「ゲーテ・メダル」が作曲家の細川俊夫らに
2021/05/21
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