ナポリのサン・カルロ劇場(Teatro di San Carlo)が次期音楽監督にイスラエルの指揮者ダン・エッティンガー(Dan Ettinger)を迎えると発表した。2016年からその任にあったユライ・ヴァルチュハの後任。
エッティンガーはイスラエル・テルアビブ近郊のホロン生まれの50歳。幼い頃からピアノを習い、テルマ・イエリン芸術学校、ルービン音楽院で学び、バリトン歌手としてフランソワ・シャピラ・コンクールで優勝。歌手活動と同時にニュー・イスラエル歌劇場の合唱指揮者及びコレペティートルとなり、その後、歌劇場の常任指揮者に転身した。
2002年にエルサレム交響楽団の首席客演指揮者となった後、2003年から2008年までベルリン州立歌劇場でダニエル・バレンボイムの助手を経験。2005年から2018年までイスラエル交響楽団の音楽監督を務めるかたわら、マンハイム州立歌劇場の音楽総監督(2009-2016)、東京フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者(2010-2015)を歴任してきた。
現在、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、イスラエル・オペラの音楽監督などを務めている。
写真:Stuttgarter Philharmoniker
ナポリ発 〓 サン・カルロ劇場が次期音楽監督にダン・エッティンガー
2021/06/29
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