新国立劇場(New National Theatre Tokyo)が1日、開場25周年となる2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表した。発表によると、新制作はヘンデル《ジュリオ・チェーザレ》、ムソルグスキー《ボリス・ゴドゥノフ》、ヴェルディ《リゴレット》3作品。これに再演7作品を加え、10作品が上演される。
大野和士がオペラ部門の芸術監督に就任して5シーズン目。開幕は《ジュリオ・チェーザレ》で、《ボリス・ゴドゥノフ》は劇場初登場となる。ポーランド国立歌劇場との共同制作で、芸術監督を務めるマリウシュ・トレリンスキが手掛ける。大野はその《ボリス・ゴドゥノフ》とプッチーニ《ラ・ボエーム》を指揮する。
ラインナップは以下の通り。
10月2日ー10月10日
ヘンデル《ジュリアス・シーザー》= 新制作
[演出]ロラン・ペリー
[指揮]リナルド・アレッサンドリーニ
[出演]マリアンネ・ベアーテ・キーランド / 駒田敏章 / 加納悦子 / 金子美香 / 森谷真理 / 藤木大地 / ヴィタリ・ユシュマノフ / 村松稔之
11月15日ー26日
ムソルグスキー《ボリス・ゴドノフ》= 新制作
[演出]マリウシュ・トレリンスキ
[指揮]大野和士
[出演]エフゲニー・ニキティン / 小泉詠子 / 九嶋香奈枝 / 金子美香 / マクシム・パステル / 秋谷直之 / アレクセイ・ティホミーロフ / 工藤和真 /河野鉄平 / 清水華澄 /パーヴェル・コルガーティン
2023年1月28日ー2月11日
ワーグナー《タンホイザー》
[演出]ハンス=ペーター・レーマン
[指揮]アレホ・ペレス
[出演]ステファン・グールド / 妻屋秀和 / ダニエル・オクリッチ / 鈴木准 / 青山貴 / 今尾滋 / 後藤春馬 / サビーナ・ツヴィラク / エグレ・シドラウスカイテ
2月10日ー25日
ヴェルディ《ファルスタッフ》
[演出]ジョナサン・ミラー
[指揮]コッラード・ロヴァーリス
[出演]ニコラ・アライモ / ホルヘ・エスピーノ / 村上公太 / 青地英幸 / 糸賀修平 / 久保田真澄 / ロベルタ・マンテーニャ / 三宅理恵 / マリアンナ・ピッツォラート
3月15日ー21日
オッフェンバック《ホフマン物語》
[演出]フィリップ・アルロー
[指揮]マルコ・レトーニャ
[出演]レオナルド・カパルボ / 小林由佳 / 安井陽子 / 木下美穂子 / 大隅智佳子 / エギルス・シリンス / 青地英幸 / 伊藤貴之 / 安東玄人 / 村上敏明 / 晴雅彦 / 須藤慎吾 / 谷口睦美
4月5日ー4月21日
ヴェルディ《アイーダ》
[演出]フランコ・ゼフィレッリ
[指揮]カルロ・リッツィ
[出演]セレーナ・ファルノッキア / ロベルト・アロニカ / ユディット・クタージ / フランコ・ヴァッサーロ / 妻屋秀和 / 伊藤貴之
5月18日ー6月3日
ヴェルディ《リゴレット》= 新制作
[演出]エミリオ・サージ
[指揮]マウリツィオ・ベニーニ
[出演]ジョルジュ・ペテアン / ハスミック・トロシャン / イヴァン・アヨン・リヴァス / 妻屋秀和 / 清水華澄 / 須藤慎吾
5月27日ー6月4日
リヒャルト・シュトラウス《サロメ》
[演出]アウグスト・エファーディング
[指揮]コンスタンティン・トリンクス
[出演]Alex Penda, Ian Storey, Jennifer Larmore, Tómas Tómasson, Jun Suzuki, and Etsuko Kanoh
6月28日ー7月8日
プッチーニ《ラ・ボエーム》
[演出]粟國淳
[指揮]大野和士
[出演]アレッサンドラ・マリアネッリ / スティーヴン・コステロ / 須藤慎吾 / ヴァレンティーナ・マストランジェロ / 駒田敏章 / フランチェスコ・レオーネ / 鹿野由之 / 晴雅彦
写真:New National Theatre Tokyo
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