パリ発 〓 終わらない国立オペラのストライキ、新制作の《マノン》の上演も断念

2020/03/01

劇場スタッフのストライキのため、パリ国立オペラは29日から上演が始まる予定だった新制作の《マノン》の上演を断念した。

パリ国立オペラでは、昨年12月に始まったストライキで、ベッリーニ《清教徒》、ムソルグスキー《ボリス・ゴドノフ》、 ラヴェル《子供と魔法》、オッフェンバック《ホフマン物語》、ロッシーニ《セビリアの理髪師》が上演できずに終わっている。

今回の《マノン》はヴァンサン・ユゲの新演出で、初日のキャストはプリティ・イェンデ、ベンジャミン・ベルンハイム、ロベルト・タリアヴィーニ、リュドヴィク・テジエが予定されていた。

次回の上演は3月4日に予定されているが、上演の見込みは立っていない。キャストは、アミナ・エドリス、スティーヴン・ コステロなど。

写真:Opéra national de Paris / Julian Benhamou

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