ウィーン発 〓 ヤンソンス、キャンセル続く

2019/11/19

指揮者のマリス・ヤンソンス(Mariss Jansons)のキャンセルが続いている。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が18日、11発28日から12月2日にかけて行われる5回のコンサートのキャンセルを発表した。代役はヤクブ・フルシャが務める。ヤンソンスは病気回復のため夏の間の活動を休止。2019/2020シーズンが始まってから現場復帰したが、11月に入って体調不良によるキャンセルが続いている。

手兵のバイエルン放送交響楽団とのアントワープ、ルクセンブルグ、エッセンを回るツアー(11月月3日〜5日)に指揮をダニエル・ハーディングと交代した。それに続くニューヨークのカーネギー・ホールでの公演(8日、9日)も、1日目は指揮したが、2日目はヴァシリー・ペトレンコが代役を務めた。バイエルン放送交響楽団との契約は2024年まである。

写真:Bavarian Radio Symphony Orchestra / Astrid Ackermann

関連記事

  1. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新しいストリーミング・サービスを開始

  2. ベルリン発 〓 州立オペラの次期インテンダントにオーストリアの女流演出家エリザベート・ソボトカ

  3. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」、2025年の指揮者はヤニック・ネゼ=セガン

  4. ウィーン発 〓 国立歌劇場に続いて、ウィーン・フィル主催の舞踏会も中止

  5. ザルツブルク発 〓 ティーレマンがバッハラーに“宣戦布告”

  6. ニューヨーク発 〓 新たに11人の女性がドミンゴのセクハラを証言

  7. ウィーン発 〓 キリル・ペトレンコがウィーン・フィルとのコンサートをすべてキャンセル

  8. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが芸術監督のロッテ・デ・ベアとの契約を延長

  9. ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラがグリゴーロに“黒判定”、メトロポリタン歌劇場も

  10. ウィーン発 〓 レオンカヴァッロ《ザザ》で新シーズン開幕、アン・デア・ウィーン劇場

  11. タリン発 〓 エストニア国立響の次期音楽監督にオラリー・エルツ

  12. ザルツブルク発 〓 夏の音楽祭が“縮小版”プログラムを発表

  13. 訃報 〓 ペーター・シュミードル(84)元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者

  14. ウィーン発 〓 国立歌劇場のマイヤー総裁が「ドミンゴとの契約を履行」

  15. ウィーン発 〓 オーストリア造幣局がザルツブルク音楽祭100周年記念銀貨を発行

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。