ブレゲンツ発 〓 エンリケ・マッツォーラがブレゲンツ音楽祭のレジデント指揮者に

2022/05/19

オーストリアのブレゲンツ音楽祭(Bregenzer Festspiele)がこの夏から、エンリケ・マッツォーラ(Enrique Mazzola)をレジデント指揮者に迎えると発表した。マッツォーラは2017年にオーケストラ・コンサートを指揮して音楽祭にデビュー、2019年にはヴェルディ《リゴレット》を指揮している。

マッツォーラは1968年、スペイン・バルセロナ生まれのイタリア人指揮者。ミラノのヴェルディ音楽院でダニエレ・ガッティに師事。2012/13シーズンから2018/2019シーズンにかけてイル・ド・フランス国立管弦楽団の音楽監督を務めた。

また、2018/2019シーズンからベルリン・ドイツ・オペラの首席客演指揮者も務め、2021/2022シーズンにはアンドルー・デイヴィス(Andrew Davis)の後を受けてシカゴのリリック・オペラの音楽監督に就任、活躍の場を広げている。

音楽祭は1946年の創設。湖上ステージに巨大なセットが組まれ、2年ごとに作品を変えてオペラ上演が行われている。ピットにはウィーン交響楽団が入っており、2022年からはアンドレアス・ホモキが演出を手掛けた新制作のプッチーニ《蝶々夫人》の上演が始まる。

写真:Bregenzer Festspiele / Dietmar Mathis


    音楽祭プロフィールはこちら ▷

関連記事

  1. グラインドボーン発 〓 グラインドボーン音楽祭が2021年の公演ラインナップを発表

  2. モーツァルト週間 〓 音楽祭はオンライン開催へ

  3. ザルツブルク復活祭音楽祭 〓 10月に延期

  4. ウィーン発 〓 ソプラノ歌手のリンダ・ワトソンに「宮廷歌手」の称号

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場が代役を確保できず、アリベルト・ライマンの《メデア》の再演を断念

  6. ウィーン発 〓 シェーンブルン宮殿のサマー・ナイト・コンサートを9月に延期、ウィーン・フィル

  7. ペーザロ発 〓 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルが2025年の公演ラインナップを発表

  8. ウィーン発 〓 国立歌劇場の「オーパンバル」にアイーダ・ガリフッリーナとピョートル・ベチャワが出演

  9. ウィーン発 〓 アン・デア・ウィーン劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  10. ロンドン発 〓 ピアノの藤田真央が「BBCプロムス」にデビュー、ヤクブ・フルシャ指揮のチェコ・フィルと共演

  11. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2月第3週のストリーミング配信のラインナップを発表、新制作の《カルメン》も

  12. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  13. ウィーン発 〓 キリル・ペトレンコがウィーン・フィルとのコンサートをすべてキャンセル

  14. パルマ発 〓 ヴェルディ・フェスティバルが2023年の公演ラインナップを発表

  15. ウィーン発 〓 国立バレエの芸術監督にアレッサンドラ・フェリ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。