オーストリアのブレゲンツ音楽祭(Bregenzer Festspiele)がこの夏から、エンリケ・マッツォーラ(Enrique Mazzola)をレジデント指揮者に迎えると発表した。マッツォーラは2017年にオーケストラ・コンサートを指揮して音楽祭にデビュー、2019年にはヴェルディ《リゴレット》を指揮している。
マッツォーラは1968年、スペイン・バルセロナ生まれのイタリア人指揮者。ミラノのヴェルディ音楽院でダニエレ・ガッティに師事。2012/13シーズンから2018/2019シーズンにかけてイル・ド・フランス国立管弦楽団の音楽監督を務めた。
また、2018/2019シーズンからベルリン・ドイツ・オペラの首席客演指揮者も務め、2021/2022シーズンにはアンドルー・デイヴィス(Andrew Davis)の後を受けてシカゴのリリック・オペラの音楽監督に就任、活躍の場を広げている。
音楽祭は1946年の創設。湖上ステージに巨大なセットが組まれ、2年ごとに作品を変えてオペラ上演が行われている。ピットにはウィーン交響楽団が入っており、2022年からはアンドレアス・ホモキが演出を手掛けた新制作のプッチーニ《蝶々夫人》の上演が始まる。
写真:Bregenzer Festspiele / Dietmar Mathis
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ブレゲンツ発 〓 エンリケ・マッツォーラがブレゲンツ音楽祭のレジデント指揮者に
2022/05/19
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