ザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele)が規模を縮小して行う夏の音楽祭の概要を発表した。25日に音楽祭が発表した。
それによると、開幕は8月1日。閉幕は30日で、30日間で90回の公演が行われる。当初の予定では、44日間に16会場で200の公演が予定されていたことを考えれば大幅な規模の縮小。
オペラ上演はなく、ほとんどが小規模な演奏会となる見通し。プログラムの詳細は、6月の初めに芸術監督のマルクス・ヒンターホイザーによって発表される。オペラなど今年公演が行えないものは原則、来年の音楽祭にスライドさせる方針。
音楽祭では既に180,000枚、2450万ユーロ(28億8000万円)のチケットを販売しており、それらは返金される。また、新しいチケットを割り当てる場合は、元のプログラムのチケットを所有している者が優先されるという。
今年の音楽祭は創設から100周年という記念の年で、2020年7月末からフェスティバル終了まで記念の展覧会が行われる。
音楽祭の創設に尽力したフーゴ・フォン・ホーフマンスタールの演劇で、音楽祭の創設劇でもある「イェーダーマン=Jedermann」の100周年は8月22日に行われる。
写真:Salzburger Festspiele
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ザルツブルク発 〓 夏の音楽祭の開幕は8月1日、規模は大幅縮小
2020/05/26
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