バッファロー発 〓 ジョアン・ファレッタがバッファロー・フィルとの契約を延長

2019/10/21

ジョアン・ファレッタ(JoAnn Falletta)がバッファロー・フィルハーモニー管弦楽団(Buffalo Philharmonic Orchestra)との契約を延長した。ファレッタ1999年から音楽監督を務めており、今回の延長で任期は2026年まで伸びる。バッファロー・フィルはニューヨーク州北西部のバッファローを本拠地とするオーケストラ。1934年の設立で、歴代の音楽監督には、ウィリアム・スタインバーグ、ヨーゼフ・クリップス、マイケル・ティルソン・トーマス、セミヨン・ビシュコフらがいる。

ファレッタは1954年、ニューヨーク生まれ。7歳からクラシック・ギター、マンドリンを始め、マネス音楽学校でギターを学んだ後、ジュリアード音楽院、ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジ・アーロン・コープランド音楽学校で指揮法を学んだ。バッファロー・フィルと積極的に録音に取り組んでおり、ジョン・コリリアーノ作曲の「ミスター・タンブリンマン」の録音で2008年の「グラミー賞」最優秀現代作曲賞を受賞。2011~14年には英国北アイルランドのアルスター管弦楽団の首席指揮者を務めた。

写真:Buffalo Philharmonic Orchestra


関連記事

  1. パリ発 〓 アラーニャが途中降板、パリ国立オペラの《ドン・カルロ》の公演で

  2. 東京発 〓 第31回「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門はアンネ=ゾフィー・ムター

  3. ウィーン発 〓 フルートのカレッドゥ、ウィーン・フィルの依頼を快諾

  4. リューベック発 〓 市立劇場が音楽総監督シュテファン・ヴラダーとの契約を延長

  5. ロンドン発 〓 アウシュリネ・ストゥンディーテが代役で《エレクトラ》に出演、前倒しでロイヤル・オペラにデビュー

  6. シカゴ発 〓 音楽監督の報酬、全米一位はシカゴ交響楽団のムーティ

  7. マイアミ発 〓 マイアミ響が音楽監督のエドゥアルド・マルトゥレとの契約を延長

  8. ニュルンベルク発 〓 州立劇場がヨアナ・マルヴィッツに史上初の「名誉指揮者」の称号

  9. ウィーン発 〓 アン・デア・ウィーン劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  10. ミュンヘン発 〓 ラトルが新ホール建設求め、バイエルン州の音楽家たちと「フラッシュモブ」

  11. 東京発 〓 NHK交響楽団が次期首席指揮者にファビオ・ルイージ

  12. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン市長もゲルギエフに“最後通牒”、ロシアのウクライナ進攻めぐり

  13. ロサンゼルス発 〓 2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  14. ブレーメン発 〓 市立劇場の次期音楽総監督にシュテファン・クリンゲレ

  15. セヴァストポリ発 〓 ロシア文化省が建設中のセヴァストポリ国立オペラ・バレエ劇場の芸術監督にイルダール・アブドラザコフ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。