ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker )の首席フルート奏者のオーディションで、セバスチャン・ジャコー(Sébastian Jacot)が選ばれた。ジャコーは2014年からライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者を務めている。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者は昨年12月、マチュー・デュフォーが退団してから空席になっている。
ジャコーは1987年、ジュネーヴ生まれの34歳。ジュネーブ音楽院のジャック・ズーンに学び、2002年から2004年にかけてスイス青少年音楽コンクールにてフルート部門と室内楽部門、サックス部門で優勝。2013年の第8回「神戸国際フルート・コンクール」でも第1位を獲得した。
その後、2006年から2008年にかけて、巨匠エド・デ・ワールト率いる香港フィルハーモニー管弦楽団に招かれ、副首席を務めた。また、クラウディオ・アバド率いるマーラー室内管弦楽団で演奏したり、2008年の「サイトウ・キネン・オーケストラ」で首席を務め、そのカリスマ性と音楽性で将来が期待されている若手の一人。
写真:Gewandhausorchester Leipzig
ベルリン発 〓 セバスチャン・ジャコー、ベルリン・フィルの首席フルートに
2022/05/29
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