ミュンヘン発 〓 アレックス・エスポージトに「宮廷歌手」の称号

2020/09/29
【最終更新日】2020/09/30

イタリアのバス・バリトン歌手アレックス・エスポージト(Alex Esposito)に28日、バイエルン州から「宮廷歌手」の称号が与えられた。バイエルン州の「宮廷歌手」の称号は1955年の創設で、優れた芸術的功績を讃えるもの。これまでに130人以上が受賞、最近では、2018年1月にアニャ・カンペ(Anja Kampe)に与えられている。

エスポージトはベルガモ生まれの45歳。俳優をめざした後、声楽の道に進んだ。母国のミラノ・スカラ座をはじめ、世界的な歌劇場への出演を重ねてきた。

バイエルン州立歌劇場には2009年にモーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》でレポレッロ役を演じてデビュー。その後、ロッシーニ《チェネレントラ》、モーツァルト《魔笛》、ドニゼッティ《ルクレツィア・ボルジア》、オッフェンバック《ホフマン物語》などに出演して、100回近くステージに立ってきた。

写真:Bayerische Staatsoper / Wilfried Hösl


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