長くウィーン国立歌劇場の合唱指揮者を務めたヘルムート・フロシャウアー(Helmuth Froschauer)が亡くなった。85歳だった。ウィーン少年合唱団出身で、1968年から1991年までウィーン国立歌劇場の合唱指揮者を務め、そのかたわら、ウィーン楽友協会合唱団、ブレゲンツ音楽祭、ザルツブルク音楽祭などでも合唱団を指揮するなど、ドイツ合唱界の重鎮の一人だった。
1933年、ウィーンの生まれ。少年合唱団の後、ウィーン音楽院でピアノ、ホルン、作曲を学び、ハンス・スワロフスキーから指揮法を学んだ。1953年から1965年まで古巣のウィーン少年合唱団の指揮者を務めた後、ウィーン国立歌劇場に。1992年からは西部ドイツ放送協会(WDR)の合唱監督。その後、1997年から2003年までケルン放送管弦楽団(WDR Rundfunkorchester Köln)の首席指揮者を務めた。
写真:WDR Rundfunkorchester Köln
訃報 〓 ヘルムート・フロシャウアー(85)オーストリアの指揮者
2019/08/19
【最終更新日】2023/02/16
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