カナダのウイニペグ交響楽団(Winnipeg Symphony Orchestra)が音楽家67人を含む楽団員111人全員のレイオフに踏み切ることになった。実施は3月29日から。
レイオフは一時解雇で、業績が回復するまで労働者を一時的に解雇すること。再雇用を前提にしており、レイオフが終わると、勤続年数の長い者から再雇用される。
現地での報道を総合すると、新型コロナウイルスの急速な感染拡大で、今年前半の計画がまったく見通せないためという。
ウイニペグ響は1947年の創設で、年に平均80回のコンサートを主催。ロイヤル・ウィニペグ・バレエとマニトバ・オペラのピットにも入っている。
1983年から1988年にかけて、小泉和裕(Kazuhiro Koizumi)が音楽監督を務めていた時期もある。音楽監督は2018年からダニエル・ライスキン(Daniel Raiskin)。
元オーボエ奏者で、ジャーナリストを経て政治家に転身したジェームズ・ゴードン・カーが2018年に国際貿易多様化大臣に就任して話題を集めた。
写真:Winnipeg Symphony Orchestra
ウイニペグ発 〓 ウイニペグ響が楽団員111人全員をレイオフ
2020/03/20
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。