ドイツの指揮者ヘルムート・リリング(Helmuth Rilling)が11日、ドイツ・ヴァルムブロンの自宅で亡くなった。92歳だった。戦後のバッハ演奏の権威の一人だった。
シュトゥットガルトの音楽家の家庭に生まれ、ヴュルテンベルクのプロテスタント神学校で学んだ後、シュトゥットガルト音楽大学で学校音楽教育、オルガン・作曲・合唱指揮を学んだ。その後、イタリアにわたり、バチカン、シエナのキジアーナ音楽院で学んだ。
在学中の1954年、最初の合唱団「ゲッヒンガー・カントレー」を結成。帰国後、シュトゥットガルト・ゲデヒト教会でオルガニスト兼合唱団長を務め、合唱団「ゲデヒト教会フィガルコール」を指揮した。1963年から1966年にかけてはシュパンダウの教会音楽学校で教鞭を執り、1965年にシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムを設立した。
1967年、ニューヨークでレナード・バーンスタインに師事。その年、フランクフルト音楽・舞台芸術大学の合唱指揮科教授に就任(ー1985)。1969年、フランクフルト合唱団の指揮者に就任した。
1970年には米国でオレゴン・バッハ音楽祭を共同設立、2013年まで芸術監督を務め、音楽祭の委嘱により録音したクシシュトフ・ペンデレツキの《クレド》が2001年のグラミー賞最優秀合唱賞を受賞した。2004年にはバッハ・メダルを受賞。2011年にはヘルベルト・フォン・カラヤン音楽賞を受賞している。
写真:Helmuth Rilling
訃報 〓 ヘルムート・リリング(92)ドイツの指揮者, バッハ演奏の権威
2026/02/13
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