ドイツ・シュトゥットガルトを本拠地とする南西ドイツ放送交響楽団(SWR Sinfonieorchester)が予定通り、フランソワ=グザヴィエ・ロトを2024/2025シーズンから首席指揮者に迎えると発表した。ロトは5月末に複数の女性からセクシャル・ハラスメントで告発され、指揮活動を謹慎中。南西ドイツ放送響も、7月のコンサートから降板させていた。
2018/2019シーズンからその任にあり、2023/2024シーズンで退任したテオドール・クルレンツィスの後任。発表によると、内部監査委員会は、ロトがオーケストラのメンバーに対して不正行為を行った証拠を見つけることができず、契約を解除する理由がないという。
また、オーケストラはロトとの間で「将来的な彼の不正行為を防止し、従業員を保護するための規則に合意した」として、首席指揮者の権利を縮小すること、楽員に対して教育を施すことなど、職員を守る対策を徹底させるとしている。
写真:Berliner Philharmoniker / Monika Rittershaus
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シュトゥットガルト発 〓 南西ドイツ放送響、フランソワ=グザヴィエ・ロトを首席指揮者に
2024/07/17
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