当代を代表するピアニストの一人、イタリアのマウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini)が来年4月に予定されていたスペイン・ツアーをキャンセルした。関係者によれば、健康面に不安があり、深刻な呼吸器疾患からの回復途上にあるという。
今回のツアーは、マドリード(3日)、サラゴサ(19日)、バルセロナ(25日)を回るもの。マドリードの公演は日程を1日に変更し、マルタ・アルゲリッチとネルソン・ゲルナーが代役に立つことが発表された。
ポリーニは1月5日で82歳。2022年夏のザルツブルク音楽祭のリサイタルを、心臓の不調を訴えて演奏直前にキャンセル。その後、2023年6月15日のウィーンでのリサイタルまで休養が続いた。しかし、10月16日のパリのリサイタルはまたキャンセル。30日にチューリッヒでリサイタルを行った後、ステージに上がっていない。
写真:Lucerne Festival / Peter Fischli
マドリード発 〓 ポリーニが来年4月のスペイン・ツアーをキャンセル
2024/02/28
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