今シーズンで首席指揮者のポストを退任するクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)が体調を崩し、ドレスデン・シュターツカペレの聖霊降臨祭のコンサート、その後のヨーロッパ・ツアーの指揮をキャンセルした。指揮は二人の女性指揮者が代役に立つという。
代役に立つのは、ミルガ・グラジニーテ=ティーラとマリー・ジャコーの二人。グラジニーテ=ティーラは昨年末、ジャコーは2022年のアドヴェント(待降節)コンサートでオーケストラにデビューしている。
グラジニーテ=ティーラはドレスデンの聖霊降臨祭のコンサート、5月29日のウィーン、6月1日のハンブルクのコンサートを指揮。一方、ジャコーはパリ、エッセン、ケルン、そして、5月30日の2回目のウィーンでのコンサートを指揮する。
ティーレマンの首席指揮者としての最後の指揮は7月7日、8日、9日の、2023/2024シーズンを締め括るコンサート。プログラムはマーラーの交響曲第8番。8月31日、9月1日、9月2日の新シーズンの開幕コンサートはバトンを弾き継ぐダニエレ・ガッティが指揮する。
写真:Staatskapelle Dresden
ドレスデン発 〓 シュターツカペレのコンサートで、ティーレマンの代役にミルガ・グラジニーテ=ティーラ、マリー・ジャコー
2024/05/15
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。