ウィーン発 〓 国立歌劇場が新作の《カルメン》のストリーミング配信へ、カストロノーヴォの代役にベチャワ、ラチヴェリシュヴィリは現場復帰

2021/02/11

テノールのピョートル・ベチャワがチャールズ・カストロノーヴォの代役として、ウィーン国立歌劇場の新作の《カルメン》に出演することになった。ドン・ホセを歌う。カストロノーヴォが新型コロナウイルスに感染して入院、退院後も静養していることを受けて。

新作の《カルメン》はカリスト・ビエイトが新演出を手がけたもので、7日に観客なしで上演し、それをライブ・ストリーミングする予定だった。しかし、カストロノーヴォだけでなく、主役カルメンを歌うアニタ・ラチヴェリシュヴィリからも陽性反応が出て、上演が仕切り直しされていた。

ラチヴェリシュヴィリの現場復帰でリハーサルが始まり、エスカミーリョをアーウィン・シュロット、ミカエラをオルガ・クルチンスカが歌う。指揮はアンドレス・オロスコ=エストラーダで、彼の国立歌劇場デビューとなる。公演は21日に行われ、ライブ・ストリーミングされる予定。

写真:Wiener Staatsoper


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