モネ劇場(La Monnaie)が来シーズン、2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表した。
新制作は、世界初演となる《私たちの歌の時間》の他、《ねじの回転》、《ヘンリー八世》。
《私たちの歌の時間》はヨーロッパ・ジャズ界のカリスマ・ピアニストから作曲家に転じたベルギーのクリス・デフォートの作品。
これに昨年のエクス・プロヴァンス音楽祭で世界初演されたアダム・マオールの《眠れる千人》のベルギー初演が加わる。
マオール(1983-)はイスラエルの作曲家で、《眠れる千人》はイスラエルとパレスチナの紛争についてのヘブライ語のオペラ。
また、「バスターダ!=Bastarda!」と名付けられた公演も行われる。イングランドのエリザベス1世の生涯を、ドニゼッティの4つのオペラからの抜粋を繋ぎ合わせて描く試み。
取り上げる4作品は《ケニルワース城のエリザベッタ》、《アンナ・ボレーナ》、《マリア・ ストゥアルダ》、《ロベルト・デヴリュー》。2夜にわたる大規模な取り組みで、指揮はフランチェスコ・ランツィロッタ。
オペラのラインナップは以下の通り。
クリス・デフォート《私たちの歌の時間》 = 世界初演
9.15 →
演出:テッド・ハフマン
指揮:クワメ・ライアン
アダム・マオール《眠れる千人》 = ベルギー初演
9.26 →
演出:ヨナタン・レヴィ
指揮:エレーナ・シュワルツ
コルンゴルト《死の都》
10.22 →
演出:マリウシュ・トレリンスキ
指揮:ローター・ケーニクス
ヴェルディ《ファルスタッフ》
11.9 →
演出:ロラン・ペリー
指揮:アラン・アルティノグリュ
ブリテン《ねじの回転》 = 新制作
2021.1.19 →
演出:アンドレア・ブレス
指揮:ベン・グラスバーグ
サン=サーンス《ヘンリー八世》 = 新制作
4.27 →
演出:オリヴィエ・ピィ
指揮:アラン・アルティノグリュ
ワーグナー《パルジファル》
6.15 →
演出:ロメオ・カステルッチ
指揮:アラン・アルティノグリュ
写真:La Monnaie / Johan Jacob
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ブリュッセル発 〓 モネ劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表
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