最長老指揮者のヘルベルト・ブロムシュテット(Herbert Blomstedt)がこの14日、15日のNHK交響楽団(NHK Symphony Orchestra)定期演奏会の指揮をキャンセルした。体調不良のため、医師のアドバイスで来日を見合わせたという。公演直前でのキャンセルのため、公演は中止される。
ブロムシュテットは7月で96歳になった指揮者界の最長老。昨年は転倒して療養生活を送ったが、現場復帰後は椅子に座って指揮を続け、9月にはスイスのルツェルン音楽祭ではライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を指揮、ブルックナーの第7番の演奏で元気なところを見せていた。
N響によると、ブロムシュテットは20日と21日にNHKホールで、また、25日と26日にサントリーホールでの公演が予定されている。今後の状況次第で、そちらについては実現する可能性もあるという。
写真:Lucerne Festival / Patrick Hürlimann
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東京発 〓 指揮者のブロムシュテットがN響定期演奏会を体調不良でキャンセル
2023/10/11
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