ドイツの指揮者コルネリウス・マイスター(Cornelius Meister)がシュトゥットガルト州立劇場の音楽総監督を契約が切れる2026年で退任することを明らかにした。
現地での報道をまとめると、オーケストラの処遇をめぐり、芸術監督のヴィクトル・ショーナーとの間に路線対立があるという。マイスターは2018年からその任にあり、2022年に契約を4年延長している。
マイスターはドイツ・ ハノーファー生まれの44歳。2005年に25歳の若さでハイデルベルク市立劇場の音楽総監督に就任。その後、ウィーン放送交響楽団の音楽監督・首席指揮者(2010-2018)を経て、シルヴァン・カンブルランの後を受けてシュトゥットガルトに活躍の場を移した。
2022年には、《トリスタンとイゾルデ》を指揮してバイロイト音楽祭にデビューする予定が、急きょ新型コロナウイルスに感染して降板したピエタリ・インキネンに代わって新制作のワーグナー《ニーベルングの指環》を指揮する大役を務めた。
写真:Staatsoper Stuttgart / Sebastian Mare
シュトゥットガルト発 〓 コルネリウス・マイスターが州立劇場の音楽総監督退任へ
2024/04/17
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