ベルリン発 〓 ドイツは4月19日までの公演をキャンセル、州立歌劇場の音楽祭「フェストターゲ」は中止

2020/03/11

新型コロナウイルスによる死者が出たことを受け、ドイツのメルケル総理が1000人以上が集まるイベントの中止を呼び掛けたことを受け、ベルリン州政府やバイエルン州政府の、3月11日から劇場やホールで行われる公演のほとんどが中止されることになった。取り敢えずの期間は4月19日まで。

ベルリン市は500人以上集まるイベントの中止を決定した。この決定を受け、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地「フィルハーモニー」、コンツェルトハウス、コーミッシェ・オーパー、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場などの公演がキャンセルされる。

4月4日から12日にかけて行われる予定だったベルリン州立歌劇場の復活祭時期の音楽祭「フェストターゲ」は事実上の中止となる。

室内楽ホールやホワイエでのイベントなど、500人に満たないものはその都度対応を検討するという。

バイエルン州は1000人以上が集まるイベントの中止を決定した。バイエルン州立歌劇場では、予定されていた公演を観客なしで上演し、そのネット中継を検討中という。

コンサートホール「ガスタイク」では、アンドリス・ネルソンズとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲全曲演奏会がハンブルクに続いて行われていたが、10日以降の公演がキャンセルされる。

一方、ハンブルク市は状況に応じて決めると表明、ハンブルク州立歌劇場も公演は予定通り行うという。《シモン・ボッカネグラ》にはプラシド・ドミンゴの出演が予定されていたが、自身の健康も考慮してキャンセルすることになった。

ドイツでは9日、西部のノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州で感染者2人の死亡が確認された。ドイツ国内での死者は初めて。政府の発表によると、9日時点のドイツ国内での感染者は1,112人に上っている。

写真:Bayerische Staatsoper / Felix Löchner

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