ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭(Schleswig-Holstein Music Festival)がエレーヌ・グリモー(Hélène Grimaud)のキャンセルを発表した。フランス人のグリモーはアメリカを拠点に活動しており、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う旅行制限で渡航が遅れるという。
グリモーはエクス=アン=プロヴァンス生まれの51歳。今年の音楽祭の「ポートレート・アーティスト」で、14回の出演が予定されていた。そのうち、パーヴォ・ヤルヴィ指揮のチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とのコンサートなど7つをキャンセルすることになり、代役にヤン・リシエツキ(Jan Lisiecki)が立つという。
パリ国立高等音楽院卒業後、21歳だった1991年からアメリカに拠点を移した。演奏活動のかたわら大学で動物生態学を学び、1999年にはニューヨーク州の郊外に野生オオカミのためのニューヨーク・ウルフ・センターを設立、引き続きオオカミの生態の研究を続けている。
写真:Thorne Hunter
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シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭 〓 音楽祭の「ポートレート・アーティスト」エレーヌ・グリモーが旅行制限で出演出来ず
2021/08/12
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