シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭 〓 音楽祭の「ポートレート・アーティスト」エレーヌ・グリモーが旅行制限で出演出来ず

2021/08/12

ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭(Schleswig-Holstein Music Festival)がエレーヌ・グリモー(Hélène Grimaud)のキャンセルを発表した。フランス人のグリモーはアメリカを拠点に活動しており、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う旅行制限で渡航が遅れるという。

グリモーはエクス=アン=プロヴァンス生まれの51歳。今年の音楽祭の「ポートレート・アーティスト」で、14回の出演が予定されていた。そのうち、パーヴォ・ヤルヴィ指揮のチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とのコンサートなど7つをキャンセルすることになり、代役にヤン・リシエツキ(Jan Lisiecki)が立つという。

パリ国立高等音楽院卒業後、21歳だった1991年からアメリカに拠点を移した。演奏活動のかたわら大学で動物生態学を学び、1999年にはニューヨーク州の郊外に野生オオカミのためのニューヨーク・ウルフ・センターを設立、引き続きオオカミの生態の研究を続けている。

写真:Thorne Hunter


    もっと詳しく ▷

    音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭 〓 第100回の音楽祭の開催を断念

  3. ザールブリュッケン発 〓 指揮者のインキネンがザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルとの契約を延長

  4. ヴェローナ音楽祭 〓 来年2022年の公演ラインナップを発表、故ゼフィレッリの名舞台がずらり

  5. ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表、目玉は「マーラー・フェス」

  6. シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭 〓 今年の「レナード・バーンスタイン賞」にエミリー・ダンジェロ

  7. ドルトムント発 〓 2023年の「オペラ・アワード」決定

  8. シュヴェービッシュ・グミュント発 〓 ジョシュア・リフキンにヨーロッパ教会音楽賞

  9. ドレスデン発 〓 ドレスデン音楽祭が2022年の公演ラインナップを発表

  10. ケルン発 〓 指揮者のフランソワ=グザヴィエ・ロトがケルン市との契約を延長

  11. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルに初の女性コンサートマスター、第1ヴァイオリンのヴィネタ・サレイカ=フォルクナーが昇格

  12. シュトゥットガルト発 〓 クルレンツィスツィスがコンサートのプログラムを変更、ウクライナとロシアの作曲家の作品を同時に入れる

  13. シュトゥットガルト発 〓 コルネリウス・マイスターが音楽総監督を務めるシュトゥットガルト州立劇場との契約を延長

  14. ベルリン発 〓 ベンゲロフがストリーミング・サービスを開始

  15. ザルツブルク発 〓 ザルツブルク音楽祭が2022年夏の公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。