ミラノ市長が議長を務めるスカラ座の理事会は総裁のドミニク・マイヤー(Dominique Meyer)、音楽監督のリッカルド・シャイー(Riccardo Chailly)の任期を、2026年2月まで1年間延長を提案することで合意したと、イタリアのメディアが報じている。
総裁については、メローニ政権がオペラ財団のトップの年齢制限を70歳とする新法を施行させたことを受け、現在68歳のマイヤーが2025年2月末に任期満了を迎えた後の契約延長が不可能となり、理事会は先日、次期総裁にヴェネチアのフェニーチェ劇場の総裁を務めているフォルトゥナート・オルトンビーナ(Fortunato Ortombina)を迎えることを決めた。
しかし、この決定にオーケストラは、マイヤーとシャイーの任期延長を求める声明を発表。そうした動きを受けて理事会は、例外的に二人の任期を延長、オルトンビーナの就任を先送りしたとみられる。シャイーは2015年からその任にあり、その後任については、一部のメディアがダニエレ・ガッティが有力と報じている。
写真:Teatro alla Scala / Brescia e Amisano
ミラノ発 〓 スカラ座の理事会が総裁のドミニク・マイヤー、音楽監督のリッカルド・シャイーの任期を1年延長へ
2024/04/11
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