作曲家の久石譲(Joe Hisaishi)が英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Philharmonic Orchestra)の「コンポーザー・イン・アソシエーション」に任命された。任期は2024年4月から3年間。新たな委嘱作品の作曲、コンサートの指揮、録音などに取り組むという。
久石は昨年、ロイヤル・フィルを指揮して宮崎駿監督の映画作品に提供した自作曲のオーケストラ・バージョンを録音。その録音は「ドイツ・グラモフォン」レーベルからアルバム「シンフォニック・セレブレーション」としてリリースされたが、それがきっかけとなって今回の契約に繋がったという。
久石は長野県中野市生まれの73歳。映画やテレビの音楽を数多く手掛ける日本を代表する作曲家の一人で、数々のジブリ作品、北野武監督の映画の音楽を手掛けており、2023年には宮崎監督の映画『君たちはどう生きるか』の音楽で、米国の第81回「ゴールデングローブ賞」の作曲賞にノミネートされた。
また、指揮者としての活動にも積極的に取り組んでおり、2020年には新日本フィルハーモニー交響楽団の「ミュージック・パートナー」に就任。2021年には日本センチュリー交響楽団の首席客演指揮者、2025年4月からは音楽監督に就任することが決まっている。
写真:Filharmonie Brno
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ロンドン発 〓 作曲家の久石譲がロイヤル・フィルの「コンポーザー・イン・アソシエーション」に
2024/04/08
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