ケムニッツ発 〓 市立劇場の音楽総監督にベンヤミン・ライナース

2024/04/04

ドイツのケムニッツ市立劇場が音楽総監督(GMD)にベンヤミン・ライナース(Benjamin Reiners)を迎えると発表した。2017/2018シーズンからその任にあり、2022/2023シーズンで任期満了となったギレルモ・ガルシア・カルヴォの後任で、任期は2025/2026シーズンから。

ケルン音楽舞踊大学でプロテスタント教会音楽を学んだ後、デトモルト音楽大学で指揮を学び、2009年からミュンヘンのゲルトナープラッツ州立劇場で指揮者としての活動をスタート。ハノーファー州立歌劇場、マンハイム州立劇場を経て、2019/2020シーズンからキール市立劇場の音楽総監督を務めている。

ケムニッツは旧・東独時代は「カール・マルクス・シュタット」と呼ばれていたドイツ東部の街。劇場のオーケストラは、コンサートでは「ロベルト・シューマン・フィルハーモニー管弦楽団」の名称で活動しており、ライナースはこちらの音楽監督も兼務する。

写真:Theater Kiel / Thomas Eisenkrätzer


関連記事

  1. ハノーファー発 〓 州立オペラが新制作の《フィガロの結婚》を1月20日からストリーミング配信

  2. リガ発 〓 エギルス・シリンスがラトビア国立オペラの総監督に

  3. プラハ発 〓 チェコ・フィルが聴衆なしのコンサートをストリーミング配信

  4. 訃報 〓 パトリック・ダヴァン(58)ベルギーの指揮者

  5. ミラノ発 〓 スカラ座の次シーズンのアウトラインが明らかに。48年ぶりに《ノルマ》が復活

  6. ムンバイ発 〓 若手歌手のための「オペラリア」、2024年はインドのムンバイで

  7. 東京発 〓 2020年度の分配額が過去最高の1206億円、日本音楽著作権協会

  8. ロンドン発 〓 英国政府がライブ・イベントの再開を急きょ延期

  9. ミュンヘン発 〓 ミュンヘンに新ホール、バイエルン放送交響楽団の本拠地に

  10. ボストン発 〓 ボストン響が音楽監督のネルソンスと期限なしの契約更改

  11. フィレンツェ発 〓 フィレンツェ歌劇場が新制作の《リゴレット》をライブ・ストリーミング、ヌッチ、カマレナ出演

  12. 香港発 〓 指揮者のズヴェーデンが香港フィルとの契約を延長

  13. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が新製作の《サロメ》をライブ・ストリーミング

  14. ドレスデン発 〓 ドレスデン・シュターツカペレが次期首席指揮者にダニエレ・ガッティを選択

  15. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新作の《カルメン》のストリーミング配信へ、カストロノーヴォの代役にベチャワ、ラチヴェリシュヴィリは現場復帰

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。