指揮者のジェームズ・コンロン(James Conlon)が契約が切れる2025/2026シーズンをもって、ロサンゼルス・オペラの音楽監督を退任することを自らのSNSで明らかにした。2006/2007シーズンからその任にあり、在任20年での退任となる。現時点で460以上の公演を指揮しているという。
コンロンはニューヨーク生まれの73歳。 地元のジュリアード音楽院で指揮を学び、1971年にスポレート音楽祭でムソルグスキーのオペラム《ボリス・ゴドノフ》を指揮してデビューした。1976年にはメトロポリタン歌劇場にもデビュー、現在までに200以上の公演を指揮している。
その後、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(1983-1991)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とケルン歌劇場(1989-2002)、パリ国立オペラ(1995-2004)の音楽監督を歴任。パリ在任中、350以上の公演を指揮している。
2006年にロサンジェルス・オペラの音楽監督に就任してからは、2016年からイタリア・トリノを本拠地にするRAI国立交響楽団の首席指揮者を務めていたが、2022/2023シーズンをもって退任している。
写真:James Conlon.com
ロサンゼルス発 〓 ジェームズ・コンロンがロサンゼルス・オペラの音楽監督を退任、契約が終わる2025/2026シーズンをもって
2024/03/15
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