ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker )がチャイコフスキーのオペラ《マゼッパ》の公演のキャンセルを発表した。主役マゼッパを歌う予定だったバリトンのヴラジスラフ・スリムスキー(Vladislav Sulimsky)に新型コロナの陽性反応が出てたことを受けて。発表では、代役を見付けることが不可能としている。
今回の《マゼッパ》元々、4月のバーデン=バーデン復活祭音楽祭でキリル・ペトレンコ指揮のベルリン・フィルによってコンサート形式で上演される予定だったもの。しかし、ドイツ政府の新型コロナ対策を受けて上演が5月6日と9日に延期され、さらにそれも新型コロナ対策の延期を受けて中止された。
そこでベルリン・フィルは14日に本拠地フィルハーモニーで公演を行い、それをオーケストラの配信プラットホーム「デジタル・コンサートホール」でライブ・ストリーミングする予定だった。オルガ・ペレチャッコ、ドミトリー・ゴロブニン、アレクサンドル・クラヴェッツ、アントン・ロシツキーというキャストが組まれていた。
写真:Latvian National Opera
もっと詳しく ▷
ベルリン発 〓 ベルリン・フィルが《マゼッパ》の公演を断念、新型コロナで主役降板
2021/05/12
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。