ドイツのキール市立劇場(Theater Kiel)が次期音楽総監督にガブリエル・フェルツ(Gabriel Feltz)を迎えると発表した。2019/2020シーズンからその任にあり、2023/2024シーズンをもって退任するベンジャミン・ライナースの後任。
フェルツは1971年、ベルリン生まれの52歳。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、ハンブルク州立劇場、リューベック市立劇場、ブレーメン市立劇場を経て、2013年からドルトムント市の音楽監督(オペラの音楽総監督、オペラのピットに入るドルトムント・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者)を務め、2024/2025シーズン終了まで契約が残っているため、それを待って新しいポストに移るという。
また、2017/2018シーズンからセルビアのベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も務め、こちらも前回の契約更改で2024/2025年まで任期を延長している。
キールはバルト海に面したドイツ北部の街で、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州の州都。今回の選考では、コーブルク市立劇場の音楽監督を務めるダニエル・カーターやセバスチャン・ラング=レッシングが候補に上がったという。
写真:Dortmunder Philharmoniker
もっと詳しく ▷
キール発 〓 市立劇場の次期音楽総監督にガブリエル・フェルツ
2023/12/23
この記事へのコメントはありません。