ドイツのエアフルト市立劇場の音楽総監督を務める米国の指揮者アレクサンダー・プライアー(Alexander Prior)が辞任を発表した。任期が2022/2023シーズンに始まったところ。音楽総監督には多くの芸術的、管理的義務があり、そのようなフルタイムの仕事をすると、アメリカでの滞在許可が危うくなるため、と説明している。
プライアーはロンドン生まれの30歳。父親はイギリス人、母親はロシア人で、8歳から作曲を始めて神童の誉れ高く、これまでに交響曲、協奏曲、2つのバレエ、2つのオペラ、ベスランの子供たちのためのレクイエムを含む40以上の作品を書いている。
13歳でロシアのサンクト・ペテルブルク音楽院に入学、2009年に17歳で卒業。その後、指揮者に転身し、2018/2019シーズンから2021/2022シーズンまでカナダのエドモントン交響楽団の首席指揮者を務めている。エアフルトでの契約期間は4年で、1年延長のオプションも付いていた。
写真:Edmonton Symphony Orchestra
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エアフルト発 〓 指揮者のアレクサンダー・プライアーが着任したばかりの市立劇場の音楽総監督を退任
2023/02/22
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